結局僕の夏休みは、14~15日の二日間
さすがに好き勝手な行動は取れないし、嫁さまの希望に沿うようなプランになる(非アウトドア)
それでも、なんとか14日の午前中は山の許可をいただいた。
当初、息子連れて、最低でも丸山ケルン、欲張れば唐松岳手前までなんとか。
そんな目論見を娘っちがあっさり吹き飛ばす一言。
「私がどれだけ成長したか?見せたるわ!」
何故か、上から目線の参戦表明。
もうね、いいです…ゆるゆるハイクで(笑)
八方尾根観光協会HPよりお借りしました
仮眠地は、八方第二駐車場。
無料♪ トイレあり♪ 足湯あり♪
そして目覚めればこの景色
腕時計を忘れてきたので、時間を知る手段はiPhoneのみ…
いちいち出すのも面倒だから、時間感覚無しのスタート^^;
ゴンドラ&リフトで一気に標高を稼ぎます。
右の登山コースは、岩だらけ、そして子供には急登との事前情報を得ていたけど、
俄然やる気の娘っちは当然急登コースを希望するが、これが後のトラブルの発端となる。
予想していたとはいえ、もうぐだぐたの娘っち。
先を行くお兄ちゃんとの距離は開く一方。
どんどん先を行こうとする息子に、水分をまめに取るように指示しつつ、娘を励ます。
どうにかこうにかたどり着いた石神井ケルン
振り返ると
しかし、ここに息子の姿が無い。
とりあえず、冷凍してきたゼリー等を娘に食べさせ、その回復を待つ。
なんとか娘を歩き出させたものの、いまだ回復途上の様子がありありとしていた。
おそらくこの先の第2ケルンか八方池あたりで息子は待っているはず。
歩きたくないと言う、娘に、
「ここでじっと待っておくこと。」
「もたせたお菓子を食べたり、水をしっかり飲んでおくこと」
そう言い聞かせて、空荷で駆け上がっていった。
いくら空荷とはいえ、半年前なら駆け上がるなんて出来なかったはず。
子供を捜す為とはいえ、ほとんど息乱れることなく駆け上がれることに日頃のトレーニングの成果を実感していた。
が、そんな余裕も第2ケルンをすぎ、八方池に近づくにつれて、消えていった。
あるべき子供の姿が無い!
息子の着ていた服を、帽子の色を必死で探した。
池を1周しても、その姿は無い。
まさかこの更に先の、丸山まで行ったんだろうか?
元来がビビリと言うか、慎重な子だから無茶はしないだろうと言う確信はあった。
先に行ったとしても、丸山あたりのはず、もしかすると第2ケルンの分岐で下ったか?
こうなると足手まといは娘っち。
彼女を下の駐車場で待つ嫁さんに渡す段取りを組みつつ、息子を探そうと決めた。
来た道を駆け下りる。
浮き石に気をつけながら駆け下りる。
娘が待つ石神井ケルンの手前。
後ろに妹を連れて登ってくる彼がいた。
半分泣きそうになりながら、僕の置いていったザックを不器用に背負い、そして僕を見つけた途端限りなくほっとしたその顔を見ると、もう何も言えなくて…
再度石神井ケルンのベンチへ戻った。
石神井ケルンの手前の小さな分岐を木道方面へ進んだこと。
第2ケルンまで行ったものの、あまりに遅い父と妹に不安になり、もう一度木道を降りた。
一気にリフト乗り場まで降りようとしたけど、分岐で登山道を登ることにした。
そしてケルンで待つ妹を見つけた。
それが顛末。
事前に地図や写真を見せたり、はぐれたときのこと、ちゃんと教えておかなかった僕の責任。
たくさん人のいるコースだから、難しくないコースだという先入観からの慢心。
そしてなにより、娘の力量に合わせた道の選択をしなかったこと。
僕の反省です。
それともっと目立つ服装にさせとけばよかった(笑)
人に尋ねようにもあまりにも特徴の無い服装だったもので…
さて、気を取り直して行って見よう!
とはいえ、もう下山しないといけない時間ですが(汗)
白馬三山
早くあの尾根を歩きたいね~
夏休みの宿題用の写真撮影に忙しい二人
白馬三山だけでなくこちらも忘れちゃいけません。
五竜に、鹿島槍、カッコイイのです
下りは安全に木道を行きます。
登山道の下りは慣れてない子供には少し危ないかも。
木道フェチにはたまらない風景がたくさん
まさに天空といった感じでしょうか。
そして斜面にはお花畑が。
テンション揚がります。
いろいろあったけど、子供たちも満足の笑み、かな?
久しぶりに子供と歩いて、しかも二人連れてとなると去年の葛城山以来随分日にちが空いてしまった。
だからと言うわけじゃないけど、一歩間違うと大変なことになっていた今回のハイク。
この反省を来月のハイクに活かさないとね。
そして今回ようやく行くことができたこのお店でお腹いっぱいのランチをば。